Mavic 3 Thermal 特集
DJI Mavic 3 Thermal
Mavic 3 Thermal は、業務用小型ドローンの業界標準を一新します。サーマルカメラを搭載し、消防活動、捜索救助活動、点検、夜間業務などで活躍します。最新鋭の機能を搭載したMavic 3 Enterpriseシリーズは、コンパクトに片手で持ち運びでき、展開してすぐに業務に取り掛かれます。時間のかかるミッションでも性能を遺憾なく発揮し、初心者にもベテランパイロットにも最適な業務用ドローンです。
夜間や悪天候などの状況でも赤外線エネルギーを検出してリアルタイムで画像化できます。撮影した画像データは熱情報も含めて保存できるため、データから正確な温度の計測や詳細な分析をすることも可能です。
広角カメラ
望遠カメラ
2画面表示(左:サーマルカメラ 右:望遠カメラ)
DJI Thermal Analysis Tool(無料)
インフラ点検
建築物や構造物において、任意の範囲の内部空洞やコンクリートの浮きなどの欠損、損傷を非破壊による検査で検出可能です。コンクリートの正常な部分に比べて、欠損、損傷している場合では温度ムラが生じる性質を利用します。太陽光パネル点検
稼働中の太陽光パネルを撮影しホットスポットなどの異常個所を発見できます。費用削減や調査時間の大幅な短縮が可能です。地上からの人力ではなくドローンにより空から行うことで、移動時間など点検工数を大幅に削減できるメリットがあります。構造物の壁面点検
建築物や構造物において、任意の範囲の内部空洞やコンクリートの浮きなどの欠損、損傷を、非破壊により検査可能です。構想物の条件次第では足場やゴンドラ設置に要するコストが不要となり、調査費用を抑えることが可能となります。水漏れ点検
雨漏りだけでなく、断熱性や遮熱性などを調査できるため、リフォーム方法の計画立案や効果的な塗装が可能です。 サーマルカメラにより破壊の必要がなく、雨漏りの原因を調査できます。見える化により建築主や発注者に伝わりやすく信頼性を高められます。人命救助
遭難者の探索などにも効果的です。サーマルカメラは熱や熱エネルギーを可視化するため、夜間や、霧、煙が発生しているときでも熱エネルギーを検知し、可視カメラより遠い場所からでも対象物を確認できます。ターゲットと周囲の温度差があれば容易に視認が可能となります。夜間探索
夜間、通常の可視カメラでは判別が不可能な状態でもサーマルカメラは熱温度により感知できます。夜間パトロールや鳥獣被害対応などにおいて効果を最大限に発揮します。さらにオプション機器のサーチライトや拡声スピーカーなどを、機体上部の拡張ポートに接続することも可能です。
主な機能
高解像度サーマルカメラ搭載
Mavic 3Tに搭載されているサーマルカメラは、解像度640 × 512ピクセルで、スポット測定とエリア測定の2種類の温度測定方法に対応しています。遠くから確認できるズーム機能
12MPのズームカメラを搭載し、最大56倍のハイブリッドズームに対応し、確認したい重要な情報を遠くからでも見逃しません。2画面連動ズーム
Mavic 3Tのサーマルカメラとズームカメラは、2画面連動の倍率28倍までの連続ズームに対応し、2画面を簡単に比較できます。次世代の映像伝送技術
4つのアンテナを使用したO3 Enterprise伝送(最大伝送距離:8km)は、様々な複雑な環境下でも安定した接続を確保します。安全飛行を実現する全方向障害物検知
全ての側面に広角レンズを搭載し、死角のない全方向障害物検知を実現。ミッションごとの必要条件に合わせて、接近アラートや制動距離を調整できます。バッテリー最適化による長時間駆動
最大45分の飛行時間により、各ミッションでより広い範囲をカバーでき、一回の飛行で最大2平方キロメートルの広さを測量できます。DJI Mavic 3 Enterprise シリーズ 紹介映像
仕様
機体
920 g | |
1050 g | |
折りたたみ時(プロペラなし): 221×96.3×90.3 mm(長さ×幅×高さ) 展開時(プロペラなし):347.5×283×107.7 mm(長さ×幅×高さ) |
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380.1 mm | |
12 m/s | |
45分 | |
GPS+Galileo+BeiDou+GLONASS(GLONASSは、RTKモジュールが有効の場合にのみ対応) | |
-10℃~40℃ | |
なし |
広角カメラ
1/2インチCMOS、有効画素数:48 MP | |
FOV:84° 焦点距離:24 mm(35mm判換算) 絞り:f/2.8 フォーカス:1 m~∞ |
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100~25600 | |
電子シャッター:8〜1/8000秒 | |
8000×6000 |
望遠カメラ
1/2インチCMOS、有効画素数:12 MP | |
FOV:15° 焦点距離:162 mm(35mm判換算) 絞り:f/4.4 フォーカス:3 m~∞ |
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100~25600 | |
電子シャッター:8〜1/8000秒 | |
4000×3000 | |
8倍(56倍ハイブリッドズーム) |
サーマルカメラ
非冷却VOxマイクロボロメータ | |
30 Hz | |
DFOV(対角視野):61° 焦点距離:40 mm(35mm判換算) 絞り:f/1.0 フォーカス:5 m~∞ |
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≤50 mK@f/1.1 | |
スポット測定、エリア測定 | |
-20℃~150℃(高利得モード) 0℃~500℃(低利得モード) |
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JPEG (8ビット) R-JPEG (16ビット) |
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640×512@30fps | |
シングル撮影:640×512 タイマー撮影:640×512 JPEG:2/3/5/7/10/15/20/30/60秒 |
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28倍 | |
±2°Cまたは±2%(大きいほうの値を使用) |