Mavic 3 Multispectral 特集
DJI Mavic 3 Multispectral
RGBカメラとマルチスペクトル カメラの2種類のカメラを搭載し、これらのカメラで作物を詳細にスキャンし、作物の生育状況を分析できます。Mavic 3 Multispectralは、農業生産管理に必要な高い精度の詳細データを提供し、農業の「見える化」を促進します。測位方式
DJI Mavic 3 Multispectralは、DJI Mavic 3 Enterpriseシリーズ RTKモジュールを標準搭載しています。それにより正確な位置情報を元に自動航行が可能となります。DJI D-RTK2 GNSSモバイルステーションを利用する方法の他、別途ネットワークRTKサービスをご契約いただくことで同様に高精度の位置情報を得ることが可能です。
DJI Mavic 3 Enterpriseシリーズ RTKモジュール
D-RTK 2 GNSS Mobile Station
自動航行
DJI RC Enterprise送信機にインストール済みのDJI Pilot 2 アプリで、自動航行プランを容易に作成可能です。 タップするだけで、簡単にドローンやペイロードを制御できます。飛行に関する詳細情報やナビゲーション情報が分かりやすく表示され、様々な種類の飛行ルートにも対応してます。DJI TERRA
DJI Terraは、周辺環境のデータを取り込んで分析し、可視化できる簡単操作のマッピングソフトウェアです。ミッション計画から2Dや3Dモデルの再構築まで、あらゆる段階の業務を処理します。Mavic 3 Multispectralには、アクティベーション時に自動紐付される「DJI Terra Electricity 3か月(1PC)」が付属します。
PIX4Dfieldsによるデータ解析
PIX4Dfieldsは、農業分野での利用に特化したマッピングソフトウェアです。 DJI Mavic 3 Multispectralで撮影した空中画像を処理し、精密農業や作物管理のための情報を抽出します。 高度な画像処理機能により、NDVI等の植生指数、農地の高解像度マップ、オルソモザイクを生成することが可能です。画面を2分割し植生インデックスを左右で比較することで、時期の異なるデータ等を容易に確認できます
DJI Mavic 3 Multispectralで撮影したデータをPIX4Dfieldsで処理するチュートリアル
Mavic 3 Multispectralによる撮影データ高度比較
DJI Mavic 3 Multispectralで撮影した撮影高度21m、65m、150mの撮影データを比較してみました。対象とする圃場が広域に渡る場合は高度を上げる必要がありますが、高度を低めにすることによりより詳細に植生を見ることが可能となります。
高度21m
高度65m
高度150m
P4 Multispectral と Mavic 3 Multispectral の比較
DJI社先代のP4 Multispectralと比較しますと、重量は1487gから951g、最大飛行時間は27分から47分、障害物回避は3方向から5方向になり、携帯性、作業効率、安全性が向上しました。また、RGBカメラは小型測量機Mavic 3 Enterpriseと同等となり、精密測量も可能です。
主な機能
効率的な計測
Mavic 3 Multispectralの4/3型CMOSセンサー搭載の広角カメラ(20MP)は、メカニカルシャッターを備え、0.7秒間隔の連写に対応しています。地形フォロー航空測量
地形フォロー航空測量は機体の下方ビジョンセンサーを使用して、起伏のある地形で容易に使用することができます。日照センサー
内蔵の日照センサーが太陽放射照度を捉え、画像ファイルにその情報を記録するため、2D再構築中に画像データの光量を補正することができます。次世代の映像伝送技術
4つのアンテナを使用したO3 Enterprise伝送(最大伝送距離:8km)は、様々な複雑な環境下でも安定した接続を確保します。安全飛行を実現する全方向障害物検知
全ての側面に広角レンズを搭載し、死角のない全方向障害物検知を実現。ミッションごとの必要条件に合わせて、接近アラートや制動距離を調整できます。バッテリー最適化による長時間駆動
最大45分の飛行時間により、各ミッションでより広い範囲をカバーでき、一回の飛行で最大2平方キロメートルの広さを測量できます。DJI Mavic 3 Multispectral 紹介映像
DJI Mavic 3 Multispectral 製品紹介
DJI Mavic 3 Multispectral による茶葉での活用事例
DJI Mavic 3 Multispectral を用いたブドウ畑の管理事例
仕様
機体
951 g | |
1050 g | |
折りたたみ時(プロペラなし):223×96.3×122.2 mm(長さ×幅×高さ) 展開時(プロペラなし):347.5×283×139.6 mm(長さ×幅×高さ) |
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対角:380.1 mm | |
運用時: 12 m/s | |
43分 | |
GPS + Galileo + BeiDou + GLONASS(GLONASSは、RTKモジュールが有効の場合にのみ対応) | |
-10℃~40℃ | |
なし |