DJI MATRICE 350 RTK + Zenmuse L2 レーザー測量特集

業務用ドローンの新スタンダード
Matrice 350 RTK

DJIの最新型業務用ドローンMatrice 350 RTK(M350 RTK)は、現代の航空システムから着想を得て、設計されました。
Matrice 350 RTKは、最大飛行時間55分、最先端のAI性能、6方向検知&測位技術といった機能を多数搭載。
高いパフォーマンス性と抜群の信頼性に知性が加わり、全く新しい業界標準を確立します。

向上した伝送システム

一新したOcuSync Enterpriseにより、3チャンネル3で最大伝送距離15 kmの1080p動画伝送を実現。2.4GHzと5.8GHzのリアルタイム自動切替機能4は、高干渉環境下でも、より信頼性の高い飛行を可能にし、AES-256暗号化技術により、データ伝送の安全性を確保します。

マルチペイロード設計

ミッションの要件に応じて、Matrice 350 RTKの構成を調整することが可能です。最大3つのペイロードを同時に装着でき、ペイロード総重量は2.7 kgです。
ション動作を記録して、今後の自動点検に利用できるサンプル ミッションファイルを生成します。

AIスポット確認

定期点検を自動化し、正確で矛盾のないデータを収集します。
搭載AIが対象を認識し、次回の自動化ミッション中にその対象を識別するので、ズレのないフレームを確保します。

進化したデュアル制御

2オペレーターでのミッション中、タップするだけで、機体やペイロードの制御権を切り替え、担当を引き継ぐことができます。この機能により、多様なミッション戦略が可能になると同時に、ミッション中、より柔軟な対応が可能になります。

信頼度の高い、強力なビジョンシステム

飛行中の安全性と機体の安定性を高めるため、デュアルビジョンセンサーとToFセンサーを機体の全6側面に搭載。検知範囲は最大40m。複雑な動作環境でも、6方向検知&測位システムにより、飛行の安全性を確保しながら、ミッションを遂行できます。

飛行時間

Matrice 350 RTKの飛行時間はペイロード構成に基づいて推定します。


DJI Matrice 350 RTK 紹介映像



高精度空撮LiDARシステム
ZENMUSE L2
全てを見通す、真っ直ぐなビジョンで


航空測量用のLidar + RGBソリューション

Zenmuse L2は、フレームベースのLiDAR、独自開発の高精度IMUシステム、4/3型CMOS RGBマッピング カメラを一つに統合し、信頼性の高い地形データを取得できる、より高精度で高効率なDJI 飛行プラットフォームです。DJI Terraと併用すると、3Dデータ収集や高精度の後処理を実現するターンキーソリューションとなります。
Matrice 350 RTKとDJI Terraを併用すると、L2はリアルタイムに3Dデータを取得でき、複雑な構造の詳細データを効率的にキャプチャーして、高精度の構築モデルを提供する完璧なソリューションを形成します。




DJI Zenmuse L2 紹介映像



統合されたLiDARソリューション

高レベルの精度

GNSSと独自開発の高精度IMUを組み合わせ、今回、垂直精度4cm、水平精度5cmという高精度のソリューションを実現しています [1]。

並外れた効率性

電源を入れるとすぐに業務を開始でき、一度の飛行で2.5 km2 のエリアから地形データとRGBデータの両方を収集することができます [2]。

直感的な操作

Matrice 350 RTKとDJI Terraを連携し、L2は、シンプルな操作性で手軽に運用できるターンキーソリューションを実現しています。



フレームベースのLiDAR

検知範囲30%向上 [5]

L2は、250 m(反射率10%、100 klx)[3]と450 m(反射率50%、0 klx)[3]の範囲で検知できます。現在、標準動作高度は150 mまで伸び、業務の安全性と効率性が著しく向上しています。

より小さいレーザースポットサイズ、
より高い点群密度

スポットサイズは4×12 cm @100 mと前モデルL1の5分の1のサイズまで小さくなり、より小さな対象物を検知し、詳細な情報を取得することができます。また、高い植生密度の環境でも透過して、より正確な数値標高モデル (DEM)を生成することも可能です。

5リターン対応

高密度植生エリアでは、L2は、葉の下まで透過し、より多くのグラウンドポイントを捉えることができます。

実効点群率:240,000点/秒

シングルリターンモードと複数リターンモードの両方で、L2は、最大点群放射率240,000点/秒を達成し、より多くの点群データを一定時間内に取得することができます。

2種類のスキャンモード

L2は2種類のスキャンモードに対応し、各ユーザーのタスク要求に応じることのできる柔軟性を実現しています。反復スキャンモードでは、L2のLiDARは高精度のマッピング要件を満たしながら、均一で高精度の点群を実現しています。非反復スキャンモードでは、より深部までの透過性を提供し、より多くの構造情報を取得可能。送電線点検、森林調査などのシナリオに最適です。

フレームベース設計

フレームベース設計により、最大100%の有効点群を生成します。3軸ジンバルと共に使用することで、調査シナリオの可能性がさらに広がります。

高精度IMUシステム

向上した精度

独自開発の高精度IMUシステムは、ドローンのRTK測位システムと組み合わせて、後処理中にデータを統合でき、L2は高精度の絶対位置情報、速度情報、姿勢情報にアクセスすることができます。加えて、IMUシステムは環境適応性が強化され、L2の運用信頼性や精度も向上しています。

方位精度(ヨー)[6]
リアルタイム:0.2°、後処理:0.05°

姿勢精度(ピッチ/ロール)[6]
リアルタイム:0.05°、後処理:0.025°

ウォーミングアップ不要のIMU

IMUシステムの性能が大幅に向上し、電源を入れるとすぐに使用できます。さらに、RTKがFIX状態になると、直ちに連携ドローンは業務を開始でき、現場での運用向けに最適化されています。


RGBマッピングカメラ

4/3型 CMOS、メカニカルシャッター

ピクセルサイズが3.3 μmと大きくなり、有効画素も20 MPに到達。これにより、全体の映像性能が大幅に向上し、より細部まで豊かで、現実に忠実な色合いの点群を表示することができます。写真撮影の最小間隔は、0.7秒まで高速化しています。マッピングカメラのシャッター寿命は最大20万回で、運用コストが大幅に低減されています。点群データ収集が必要ない場合でも、RGBカメラで写真や動画を撮影したり、可視光マッピング用に画像を収集することもできます。



最適化された運用体験

多様な種類の飛行ルート

ウェイポイント、エリア、飛行帯の3種類のルートに対応し、さまざまな環境で測量ミッションを対応できます。

点群ライブビュー

運用中、DJI Pilot 2は、RGB、点群、点群/RGBの2画面表示の3種類の表示モードに対応し、より直感的な方法で業務を遂行することができます。RNGのアクティベーション(レーザー距離計)をオンにすると、LiDARモジュールとFOVの中心にある対象物の間の距離情報にアクセスでき、飛行安全性が向上します。また、反射率、高さ、距離、RGBのリアルタイム点群カラーコーディングに対応しています。

点群モデルの再生とマージ

オペレーション後は、直接、アルバムの中で3D点群モデル [7]を表示することができます。複数回の飛行より作成した3D点群モデルはマージでき、現場で、オペレーションの品質を判断することができます。

タスク品質レポートの自動生成

点群データを収集後、DJI Pilot 2アプリはタスク品質レポートを自動生成します [8]。これにより、現場でオペレーションの結果をリアルタイムで確認できるため、問題があった場合には素早く対応でき、不安のないフィールドワークを実現しています。

PPKソリューション

複雑なオペレーション環境では、干渉、映像伝送の接続切断などの問題により発生するRTKデータの消失を事前に避けるために、RTKベースステーションをセットアップできます。オペレーション後、オリジナルのファイルをDJI Terraにインポートし、PPK(後処理キネマティック)プロセスを使用して、高精度のモデルを再構築します。

DJI Terra上でワンクリック一括処理

DJI Terraに点群データをインポートすると、効率的で信頼度の高いワンストップ後処理を実現します。点群の軌跡計算と精度の最適化後、一回クリックするだけで、標準フォーマットの3D点群モデルを生成します。DJI Terraでグラウンドポイントの種類を分類後、DEMデータを出力できます。[精度コントロール/チェック]機能を使用して、点群の品質を分析できます。



DJI MATRICE 350 RTK + Zenmuse L2 レーザー測量 導入パッケージ


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